全国一の宮巡拝

諸国へ御朱印の旅

全国一の宮

日本の旅に出ると「一の宮」という地名を聞くことがあります。
かつてはその社が鎮まる地名によく使われてきました。村や町の名ばかりか、 大きな都会でも尾張一宮市など、ときには鉄道の駅名に残されることも日本全国各地にあります。
じつは、平安朝のなかばから成立した「二十二社」や諸国の「一の宮・総社」の制度は、国家の法的な制度ではない。
慣習的に朝廷が格別の崇敬を重ねた周辺の有力大社が二十二社の数に及んだのであり、一の宮や総社も、 地方官である国司がその主要任務である領国内の神社祭祀に便宜上定めた制度です。
「一の宮」は、こうした全国神社の長く広い文化的背景のなかで格別に地方諸国を代表する有名大社が多いので、近年その巡拝者も多くなっています。

畿内

山城国 賀茂別雷神社 賀茂御祖神社
大和国 大神神社
河内国 枚岡神社
和泉国 大鳥大社
摂津国 住吉大社 坐摩神社

東海道

東山道

みちのく

北陸道

山陰道

丹波国 出雲大神宮
丹後国 籠神社
但馬国 出石神社 粟鹿神社
出雲国 出雲大社 熊野大社
石見国 物部神社

山陽道

南海道

西海道

肥後国 阿蘇神社
日向国 都農神社
大隈国 鹿児島神宮
薩摩国 新田神社 枚聞神社

新一の宮

岩代国 伊佐須美神社

御朱印とは

 神社・寺院に参拝した「証」として御朱印帳に神社・寺院にて頂けます。
始まりは江戸時代ごろで、寺院の参拝したときに、信者が写経した「経文」を奉納し、
参拝の「証」としてその寺院や御本尊の名称を墨書し、「宝印」を授与されるものでした。
これを「納経・朱印」と言います。今でも「納経印」、「納経印帳」、「納経所」と呼ばれることもあります。
御朱印の魅力は、ひとつひとつ手書きされ、その神社・寺院によって書かれる内容が違います。
同じ神社・寺院で書く内容が同じでも、書く人の筆さばきの違いにより、その味わいはさまざまです。
また身近に、あなたの心のエネルギーを充足してくれる神社または寺院(あなたのパワースポット)をみつけ、朔日参りまたは月参りをしてはいかがですか。
心のよりどころとしての神社・寺院には、ご自身の節目・節目のご報告をされてはいかがですか。
その参拝の「証」でもあります。


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